◆厚生労働省が死亡災害撲滅に向け緊急要請を行いました◆
厚生労働省は、平成29年の労働災害による死亡者数(1~8月)が対前年比で増加※したことを受け、労働災害防止団体や関係事業者団体に向け、職場における死亡災害撲滅に向けた緊急要請を行いました。
※9月20日公表速報値(1~8月)
(1)死亡者数
・全産業における死亡者数は557名(前年同期に比べ9.6%(49名)増加
・業種別で見ると、製造業が2.8%(3名)、建設業が20.0%(31名)、陸上貨物運送事業が302%(16名)、林業が35.0%(7名)の増加
(2)死傷者数
・全産業における休業4日以上の死傷者数は66,485名と前年同時期に比べ0.9%(600名)増加
・業種別に見ると、第三次産業が2.0%(583名)、陸上貨物運送事業が3.9%(316名)増加
内容としては、基本的な安全管理の取り組みをはじめ、産業界全体に
●安全作業マニュアルの遵守状況を確認するなど、職場内の安全衛生活動の総点検を実施すること
●安全管理者、安全衛生推進者、安全推進者等を選任し、その職務を確実に遂行させるなど、事業場の安全管理体制を充実すること
●雇入れ時教育等を徹底するなど、効果的な安全衛生教育を実施すること
など、上記の徹底を要請しています。
この機会に今一度、安全衛生管理について見直してみては如何でしょうか。