●厚生労働省に設置されている中央最低賃金審議会で、平成29年度地域別最低賃金額改定の目安について、答申が取りまとめられ公表されました。 

 

 ・Aランク:26円(前年度引き上げ額25円) 

   [埼玉]、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪

 

 ・Bランク:25円(同24円) 

   茨城、栃木、富山、[山梨]、長野、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、広島

 

 ・Cランク:24円(同22円) 

   北海道、宮城、群馬、新潟、石川、福井、岐阜、奈良、和歌山、岡山、山口、[徳島]、香川、福岡

 

 ・Dランク:22円(同21円) 

   青森、岩手、秋田、山形、福島、鳥取、島根、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、

      鹿児島、沖縄

 

  ※[ ]はランクが変更された県 

 

 この目安による引き上げ額の全国加重平均は25円で、昨年度の目安額(24円)を1円上回り、

  目安額どおりに最低賃金が決定されれば、最低賃金が時給で決まるようになった平成14年度以 

  降で最高額となる引上げとなります。また、全都道府県で20円を超える目安額となってお

  り、引上げ率を換算すると3.0%となっています。