国民年金の免除等の様式が変わります
*申請者の記入欄と市町村確認書を別々に
厚生労働省は1月23日、国民年金保険料の免除・納付猶予申請書、学生納付特例申請書を平成27年度から新様式とするため、地方厚生局あてに通知を発出し、市町村への周知を要請しました。
・平成27年度中は旧様式の申請書も使用可能に
従来の様式は、申請者が記入する欄と市町村確認書が一体となっていましたが、新様式では申請者が記入する部分を「国民年金保険料免除・納付猶予申請書」「国民年金保険料学生納付特例申請書」とし、市町村が記入する部分を「国民年金保険料免除・納付猶予申請書(市町村確認書)」「国民年金保険料学生納付特例申請書(市町村確認書)」として別々にしました。申請書の記入欄は、氏名や基礎年金番号などを記載する「基本情報」と、申請期間などを記入する「申請内容」とに分けています。
厚労省は申請書について、新様式での対応が困難な場合、平成27年度中は旧様式を使用しても差し支えないが、なるべく早期に新様式を使うよう要請しています。また、市町村確認書については、新様式と同様の記載内容となっていればよいため、申請書は新様式使い、市町村確認欄を埋めた旧様式を添付するなどの対応が可能です。
なお、平成28年7月からは、納付猶予制度の対象者が30歳未満から50歳未満に拡大するほか、番号制度の導入が予定されているため、今後も様式の変更が見込まれますが、大幅な変更は行わないとしています。